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今日は一日オフだったので、パティ・スミスのdream of lifeっていうドキュメンタリーを観た。 その中で非常に印象的だったのが、The WHOのMy Generationをカバーしながらのスピーチのシーン。 「私たちの世代は夢を持っていた。なのにジョージ・ブッシュを生み出してしまった。新しい世代よ。立ち上がれ。変革を起こせ。ストリートに出て糾弾せよ。」って叫ぶパティ。 これには鳥肌が立った。 久しぶりに問答無用に奮い立たされる作品を観た。 で、話は変わって今回は昨日のブログでも書いた、新曲『Ours』についてちょっと書いてみようと思う。 今だからこそ言えるけど、この10年間くらいずっと希望について歌うことにためらいがあった。 というよりも、この時代にどう希望を表現すれば良いのかが分からなかったって感じなのかな。 90年代的、グランジ的な退廃を歌うのも違うし。 お世話になっているFar East Electricの本多さんにも希望を与える曲を書かないでどうするんだって言われ続けていたしね。 でも巷に溢れているような応援歌みたいな暑苦しい詞じゃ陳腐にしか響かないし、逆に聞いてて気が滅入る。 かと言ってそれに対しての有効なカウンター足り得るものを提示することも出来なくて、ずっともがいていたわけ。 そんな中で、もう社会復帰することすら無理かもって思うような病気やら、その他様々な辛酸をなめるような経験をし続けて、文字通りどん底を味わった。(それくらいでどん底とか言うなっていう意見があるのは百も承知だけど、その渦中は本当にそういう気持ちだったのね。) そんな状況から抜け出したい一心で、この数年は世界を旅して周ってみたり、日本人としての魂の原点を見つめ直すために各地の寺社仏閣をまわってみたりしていたのですよ。 そうしている中で、それこそ人生観が変わるような出会いや出来事に恵まれたのがこの一年。 それまでにあったことは全てこのためにあったんだなって思えるようなことの連続で、今の自分の考え方はこの一年で完成したといっても過言ではないと思う。 そうして出た答えは、「おれが出す音で皆をハッピーにしたい」という非常にシンプルなものだった。 前回の舞台の仕事を通して産まれた「Over」という曲がそんな状況からの目覚めを歌ったものだとすれば、今回の「Ours」って新曲はその‘先’を描いたもの。 個人的には、ようやく納得のいく形で希望を表現出来たと思う。 俺たちのライブを観に来るような人であれば、誰しも一つはゲシュタルトの崩壊的な、人生観を覆らされるような旅を経験したことがあると思うんだ。 その時の景色をイメージしながらこの新曲を聴いてもらえたら、これ以上の幸せはありません。 今日の、中田ヒデと本田選手の対談でヒデが語っていたように、バランスをとろうとし始めたら終わりなんだよね。 そうじゃない生き方を選択した場合、バカか英雄になるかのどちらかだって話をしていたんだけど、おれはそういう生き方をしていきたいな。 殊この国においては非常にタフにならざるを得ない生き方だけども、一番人間らしいと思うから。
by lenoblog
| 2010-06-07 00:25
| 大政@Leno
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